編集長連続殺人13日目の惨劇 スターダスト殺人物語

編集長連続殺人 13日目の惨劇、吉村達也。
サイコセラピスト氷室想介シリーズの1。初登場っぽい演出はないので続き物の途中みたいな始まりです。週間Aと言う雑誌の編集長が就任13日目に立て続けに事故に遭う。連続殺人を匂わせるような手紙も届いて、と言う話。
一人目は交通事故で、二人目はマジックのライオンに襲われて、なのですが、はじめはなかなか面白く読んでいたのですがヒントが結構ありましたね。犯人の動機に繋がる過去が登場人物の語りだけなので、どうも終わりが釈然としない。もうちょっと書き込んでも良かったのではないかと。
長身でハンサムな氷室と助手の黒人のマックスと健康的美女の舞、登場人物が劇画チックです。

スターダスト殺人物語、吉村達也。サイコセラピスト氷室想介シリーズ2。軽井沢と東京で同時刻に首吊りが起きる。その二人は婚約者同士だった。これは殺人なのか自殺なのか。
周りに散らばっていたもので椅子のトリックは結構簡単にわかったけど、犯人は最後まで二人のうちのどっちか悩みました。動機に決め手がなくて・・・。ラストでああ、と言う感じ。主人公がサイコセラピストだからしかたないのかと思いますが、変人が犯罪を犯す話が好きではないので、博士マスクと精神崩壊の話がなくてまともだったらおもしろかっただろうなとちょっと残念でした、私はですが。