風吹村の惨劇 月影村の惨劇

風吹村の惨劇、惨劇の村シリーズ３、吉村達也。
なんだかんだ文句を言いつつ続きを読んでいます(^-^;)。
諏訪大社の御柱祭の日に大田区で殺人事件が起きる。信州の蛙原（げえろっぱら）通称風吹村で新たな事件が。これも朝比奈父の書き残した「花咲、鳥啼、風吹、月影」に関連しているのか。
朝比奈父の親友尾車教授は、シリーズが始まった時からこういう感じに主人公に絡んでくるのからには被害者になるか犯人かしかないだろjkと思っていたのですが(^-^;)意外と早く退場する？？　しかしまだキーパーソンとして関係し続けるみたいですね。
尾車教授が被害者の男の髪に赤い風車を差した理由が曖昧で不満でした。なんとなくじゃ困る・・・。

月影村の惨劇、惨劇の村シリーズ４、吉村達也。
新橋で男性の刺殺死体が発見され、その男が恐山の麓の月館村通称月影村の出身だと分かる。背景には一人の演歌歌手を巡る悲惨な過去があって。
と言う話なのですが、最後の惨劇につながる内容なのか１巻では話が終わっていないですね。朝比奈耕作も志垣警部たちとなかなか会わないし。尾車教授のこと警部達に内緒のままでいいのか？　まあ朝比奈は警察の人間じゃないけど。
そういえば被害者が持っていたメモ「横浜駅を〜」のことですが、読者としては最初のページに下北半島の地図があって恐山の話から始まるので「青森の横浜のことじゃ？」と思いました。でも警部達は東京で起きた事件について調べているから分からなかったのですかね。
吉村さんの小説はドラマの脚本だと思えばいいんじゃないか。なんとなく２時間サスペンスによくありそうな話だと思います。画像のインパクトの方に重点が置かれているかな・・・。私は内面的な話も重要視されている方が好みだな。でも朝比奈耕作は結構好きだ(^-^;)。