ここのところの既読書

北欧神話と伝説 ウィルヘルム・グレンベック

前半の神話部分が読みたかったのですが、後半の伝説部分の家族親族で殺し合う殺伐とした内容に正直気分が悪くなり‥。バイキングに出かけ、と云うのも要するに人の物を奪いに行くんだよなあ、と考えていました。北欧神話は独特 の世界観があって好きです。神々が巨人(悪)と戦い続け、共に滅びるのも、厳しい自然と戦いながら生きている民族だからこその話だと思います。


面白いほどよくわかる古事記―古代の神々・天皇が織り成す波瀾万丈の物語 (学校で教えない教科書) 島崎晋

面白かったです。神の名前が難しいのとたくさん次々に出てくるので覚えきれませんが、読みやすかったです。入門書としておすすめ。


ケルト神話(未読)途中で時間が切れて返却(-_-)。


迷惑な進化〜病気の遺伝子はどこからきたのか シャロン・モレアム ウィリアム・プリンス

最近の中ではこの遺伝子学の本が一番面白かったです。人間は進化しているはずなのに何故病気の遺伝子がなくならないのか。鉄が体から排出されず肝臓や腎臓や脳にたまり病を起こすヘモクロマトーシス、糖尿病、鎌状赤血球貧血症、その他色々出てきますが、私たちが病気だと思っていることが実は別の脅威から身を守るための防御の進化だったのかと。興味深くとても面白い本です。中世に盛んに行われてい治療法「瀉血」にはそれなりの効果があったのですね。日本人にはだめだろうけど、あれただの迷信かと思っていた(;´д`)。科学の本ですが文章も読みやすい。興味深いので是非読んで欲しいです。