祈りの糸をより結べ 御厳の調に舞い踊れ

祈りの糸をより結べ、少年陰陽師28番目27巻。颯峰編の2、結城光流
颯峰編から本の表紙のデザインが変わって少年陰陽師の字が大きくなりましたね、前のだとシリーズ色が薄かったので解りやすくて良いと思います。もう一つ加えて巻数も書いて欲しいところ。
颯峰編は結構進行が遅い気がする。私がなかなか借りられなくて1巻ずつ読んでいるからなのだろうか…。相変わらず嵬がいい味出していて好きです。昌浩と彰子の将来はどうなるんだろうな、二人が結ばれてくれたらいいけど身分の差がなあ〜。彰子は出家してお寺に昌浩がくっついて行って事実上夫婦で暮らすって言うのはどうだろう?? あ、でも昌浩は阿倍邸で龍穴を守らないといけないのか、うーん。でもこの調子でいろいろ事件が起きていると昌浩自体が長生きできなさそな感じなんですが、強くなって下さい。頼みます。太裳が出てきたのでちょっと嬉しかった。暇そうなんだから阿倍邸に居ればいいのにな〜。

御厳の調に舞い踊れ、少年陰陽師短編集、31番目30巻。またもや図書館予約が待ちきれず、短編集なら早いだろうと思って借りました。でもドラマCDに載っていた分と玉依編のその後の書き下ろしだったので特に問題なかった。ネタばれは気にしないのであってもいいんだけど。
このタイミングで読むには短編は昔の話だなと思ったけど、ドラマCDが出ていた時だからこんなもんなんですね。昌浩がまだ見鬼の力を失う前で、どことなく無邪気で今見ると切なくなるな…。「出だしを思いめぐらせば」は何だが消化不良な話でした。式が勝手にどこか行ったので行きたい場所があったのかと思いきや、昌浩が来るところを探してさまよっているだけだし。ならその場から動かなきゃ良かったんじゃない? 最後も何もしないで消えるのは…とかモノローグがあったのに昌浩が戻る前に晴明がなんとかしちゃってるし。もうちょっと期待していたのでちょっとがっかりした。式かわいそう。
表題の御厳の調に舞い踊れ、は伊勢で晴明達がその後どうしていたのかの話。本編に入れても良かった気がしますが、天狗騒動と同時進行だからややこしいのか。編集さんの言う通り神道の話になってしまって難しい。神の名前の読み方が特に(^_^;)。要約すると大蛇の毒雨に天照大御神も汚されて苦しんでいたのに、誰もその事実に気づかなかったので怒った、と言うことですね。昌浩達は龍脈の乱れと国之常立神のことでいっぱいいっぱいだったので忘れたんだろう。昌浩はまだしも晴明が迂闊だよな〜。凄い陰陽師さんが格好いいですv 彰子の櫛エピは動画之書に入っていたのであれを先に読んでおいてよかった。昌浩が贈って彰子が大切にしていたものだから脩子の命を守ってくれたんですね。じゃあ陰陽師は普段から身につけるものをたくさん持っていて、いざとなったら人に貸すといいんじゃないかと。飾り立てた格好の昌浩はちょっと嫌だけど。伊勢についた雑鬼達が可愛いのだった。でも白虎が気の毒かもしれない(^_^;)。