こめぐら なぎなた

二冊同時発行の倉知淳作品集。今までに本に収録されなかった短編集です。
こめぐらが「Aカップの男たち(メフィスト2009年1月号)」「真犯人を探せ(仮題)(野生時代1995年8月号)」「さむらい探偵血風録(メフィスト1995年11月号)」「遍在(ミステリーズ!vol.39)2010年2月」「どうぶつの森殺人(獣?)事件(ミステリーズ!vol.19)2006年10月」「毒と饗宴の殺人(小説新潮1997年4月)」の6編。
わざわざ発表年月日まで書いたのは覚書ですから。
遍在だけ倉知さんにしては珍しいオカルトとかファンタジーとか、そういう話ですね。読み終わってから最初想像した景色とか人物像を考え直しました(^-^;)。日本風に想像してたからさ…。ラストの教訓的なのがない方が怖かったような気がしますが、ホラー書きたかったわけじゃないんでしょうね。
さむらい〜とどうぶつの森はあんまり好きじゃない。反則ミステリ。毒と〜は猫丸先輩の話。猫丸シリーズ読めたのが嬉しいです。もっと書いて。


なぎなたは「運命の銀輪(ミステリーズ!vol.33)2009年2月号」「見られていたもの(週刊小説)1997年12月26日号」「眠り猫、眠れ(小説NON)1997年7月号」「ナイフの三(小説NON)1996年3月号」「猫と死の街(月刊J-novel)2007年4月号」「闇ニ笑フ(週刊小説)2001年5月25日号」「幻の銃弾(GIALLO NO.32 2008 SUMMER)2008年7月」
の7編。猫が出てくる話が2つあってどちらも猫の描写がとても良いv可愛い。倉知さんは猫好きみたいですね。ミステリはやっぱり猫だけど。

こうやって年代を書いてみると昔の方が好みかな、あでも遍在はあんまり好きな話じゃないかなー。
倉知さんはやはり面白いし好きなので、もう少し書いて欲しいな。できれば長編を…! あとがきも面白かったです。


岡嶋二人ツァラトゥストラの翼は、盗まれた宝石は早々にみつかったんだけど、密室殺人の方が解けない。ゲームブックだから順番に読んで行けばわかるだろうけど、それは悔しいし図書館の貸し出し期限が過ぎたので一度返します。
もう一回そのうち借りるぞ!


次は待っていた「エデン」が来たー楽しみ。