ハサミ男 神南署安積班

ハサミ男。殊能将之。感想がみんな誉めていたので期待しすぎたのもあったかな。途中で犯人が誰だか分かってしまいどんでん返しが効きませんでした。だって目撃者が男女二人で男の方じゃないならもう一人しかいないし・・・。最初の２件の事件の動機もあいまいだし、猟奇殺人は多重人格者って言うのもまあ普通かなと。あと警察好きなわたしは警察が無能なのも好きじゃない(^_^;)。堀之内が部屋に入った時点で一緒に行けと思います。

神南署安積班。今野敏。神南署シリーズの最後の１冊ですね。新ベイエリアシリーズの過渡期の話でした。神南署シリーズは湾岸副都心計画が頓挫したあと今野さんがこの人達を書きたくて異動させたらしいですが、またお台場に都市ができて戻れることになったわけですね。面白いな。
神南署に速水さんが一緒に異動する必要なかったような気がする(^_^;)。出したかっただけだろうけど、元臨海署にはハイウェイパトロールの分駐署があるんだからそのまま居てもよかったんじゃ。
短編が９つ。新聞記者の山口友紀子は思わせぶりに登場したわりにすぐいなくなりましたね。まあ安積班自体が臨海署に異動になるから当たり前だけど。
そういや、ドラマには黒谷さんがやっている女性刑事が入っているらしいけど、今野さんがそれを見て原作にも入れるって・・・。正直いらない(^_^;)。