思い通りにエンドマーク

斎藤肇
猫丸先輩っぽいと感想を書いている人を見たので読んでみました。
でも似てません(^_^;)。
話は大学生の大垣が友達にテニスの個人合宿に誘われ訪れた館で連続殺人に遭遇…その館の一族は鬼の末裔と云う伝説があった。館は断崖を越えた向こうにありしかも後ろは岩に覆われている、橋が落ちてしまえば嵐の山荘のできあがり。
こう聴けばなんとなく良い本格ミステリな気がしますが、どうも印象は薄い話です。語り口が軽すぎるんだと思います。主人公が高校生で少年少女向けだったら違和感ないのかな?
せっかくの設定があまり生きていない気がしました。トリックは難しくなく犯人も分かりますが、動機は本人が語るまで分かりませんでした。て云うか分かるようには書いてない(^_^;)。


そんなに面白くなかったですが、予約しているので次作「思いがけないアンコール」も読みます。


次は今野敏「心霊特捜」を読みます〜。