一度も植民地になったことがない日本

デュラン・れい子。
前々から興味があったので読んでみました。若い頃イギリスに留学していた現在南仏在住の版画家で、旦那さんはスウェーデン人、スウェーデン、オランダ、ブラジルに住んだことがあるみたいです。
主にヨーロッパ人から見た日本の姿ですが、面白かったです。日本人はやっぱりことなかれ主義で寛容なんじゃないかと思いました。
私はヨーロッパ人と話したことがないので、差別意識などはぴんと来ないですが、されたら嫌なもんなんだろうなあ。自分はないつもりだけど、唯一感じることと云えばアフリカ系の黒人は運動能力が段違いに優れているってことですね。日本人は完全に負けてると思います・・・。仕方ないな。

日本人が書いた本なので日本のことは悪く書いてないですが、なかなか興味深いのでお勧めです。

この本とは関係ないんですけど、私は世界で一つユートピア(桃源郷)があったとしたら鎖国時代の日本だったんじゃないかと思ってます。暮らしている人間にとっては理想郷ではなかったかもしれないけど、その間の世界情勢を考えると日本は幸せだったなあと・・・。開国してからは戦争一直線だし。
今時代劇見ると、これは要するにファンタジーだよねと思います。