桜闇

建築探偵桜井京介の事件簿番外編。短編集です。
シリーズ中今までで一番面白かったけど、いきなりこの本から読んだらどうかな…?解説の人はここから建築探偵シリーズに入るもよし、みたいに書いてますが、私はやはり長編ちゃんと読んでからの方が楽しめると思います。
京介が若かりし頃(今も若いけど)旅先で出会った事件の数々と、神代さん蒼京介それぞれの短編が一つずつ。
二重螺旋シリーズ4編は面白かったです。二重螺旋と云うとDNAを思い浮かべますが(^_^;)。構造的には興味あるけど平衡感覚がダメなので螺旋階段が苦手です。
でもオルヴィエートの井戸はテレビで見てかなり面白そうと思いました。
桜闇は、京介○○じゃないんだー!(笑)。←伏せ字。いやなんか女性に全く興味なさそうだったから…(^_^;)。

篠田さんは毎巻あとがき必ずありますが、私は実は作者の弁はあまり聞きたくない方です。建築探偵シリーズは京介の秘密に注目が集まってミステリー色が薄いと言われる(意訳)と書かれてますけど…だってそうだもんね。ミステリーとしてはそんなにたいしたトリックもないし…。キャラクターの良さで読める小説だと思います。今はかなりはまってますよ〜。


次は月蝕の窓を読みます。