所轄刑事・麻生龍太郎

過去日記のカテゴリ何故か書籍と読書と両方になってました。気付いてなかった(^_^;)。まあ借りました、とかだけだと読書にするのはなんか…。

所轄刑事・麻生龍太郎。柴田よしき著です。
百鬼夜行シリーズ早く返してくれないので他に読むものないかと探していたら、そういや読んでなかったなと。RIKOシリーズに出てくる元刑事の探偵麻生さんの若かりしころの話です。スピンオフですが基本的にRIKOシリーズか聖なる黒夜かどっちかを読んでないと面白くないんじゃないかと思いました。
短編だし刑事ものとしては事件も単純だし…。予備知識があると、ああ麻生さんは若い時こんなんだったんだ〜と色々想像しながら楽しめます。私は面白かったです。
自分には何かが欠けてると麻生さんは思ってるけど、山内に会ったら分かるよ(^_^;)と云ってあげたい。警察辞めた後の麻生さんは周りの人が思うより不幸そうじゃないんですよね。

及川さんが最初幸せそうだったけど、結局別れたのかな。可哀想だな…でもこのあと麻生さん何で結婚する気になったんだろ? 及川さんと別れて次山内に行くなら分かるけど、間に普通の結婚生活が挟まってるのが謎です。山内には「あんたみたいな天然のバイセクが周りを混乱させる(異性を好きになると自分は普通だと感じて、同性を好きになると自分はやっぱり同性愛者だと思い直す、の繰り返し)」と指摘されてましたが。

短編が5編とエピローグが入ってますが、最後の「大きい靴」が良かったです。子供絡みの話はやっぱり上手いですね。花咲シリーズ早く出ないかな〜。山内もだけど麻生さんも出て来そうなので楽しみにしてますから。

次は探偵小説づいたので何か探偵ものを読もうと。綾辻行人館シリーズにしようかと思ったんですが、本屋でちらっと見たらお互いをあだ名で呼び合ってるのが…(゜ロ゜;。話は面白そうなんですが。
倉知淳の猫丸先輩シリーズ読んでみます〜。