ウサニ

ルテアトル銀座で「ウサニ」を観てきました(私信Mさんありがとー(^-^)/)。
脱サラして父親とイチゴ栽培を始めたコーゾーは、イチゴを甘くするために父に「アマゾンの奥地で蛇イチゴの妖精を捕まえて来てくれ」と頼まれる。コーゾーは蛇に咬まれて倒れるが、そこに現れた蛇イチゴの妖精一人を捕まえて日本に戻る。
すると今まで酸っぱかったイチゴが甘くなり、エーコが置いていったウサギのぬいぐるみ「ウサニ」が動き出す。妖精がぬいぐるみに宿り、彼女は自分をさらったコーゾーの行動は愛だと言う。

野島伸司脚本と言うことで期待していましたが、いや…懐かしい雰囲気だった(^-^;。以下誉めていません。

テーマは愛とは何か、です。ウサニ(妖精名はピン)は彼女の姿が見えないことについて「コーゾーが自分を愛すれば見えるようになる」「人間は入れ物(体)を愛するのか?」と問いかける。言いたいことはわかるんですが、舞台に向いてない気がする。ウサギのぬいぐるみです!と言われても人間だしなあ。アニメならうまい感じに演出できそうなのですが(アクエリオンEVOLの蛙ちゃんみたいな)。
コーゾーが好きになる謎の女レーコさんが父親の愛人だったり(年齢いくつなの?)、蛇イチゴの妖精さんたちが妙にメルヘンだったり(ちょっと子供向けっぽい)、ラストが大団円だったり、あんまり面白くはなかったですね。
溝端くんは頑張ってたし真野恵里菜さんは可愛かったし、子役の子(名前がわかりません)も上手かった。耕史くんのアマゾンの大蛇王キングスネーク様は良かったけど(^-^;。←これが目的ですから。

ラストはピンが戻って来なかった方が良かった気がするなあ…後味は凄く悪いけど。キングスネーク様結構いい人(蛇)です。あ、演出上だと思いますがアダムとイブは禁断の果実を食べる前は葉っぱついてないですよね(^-^;。旧約聖書のカインのエピソード不思議なんだよなあ、ウサニに関係ないけど、追放されて他の土地に行ってそこの女性と結婚するの。この女の人だれなの?w神が作った人類以外の人?

懐かしいと言ったのは高校演劇によくありそうな内容だったからです。

人それぞれだからなんとも言えないけど、私はこの舞台に8500円は高いと思いました。せっかく耕史くんが出ているからキングスネーク様の歌も聴きたかったなあ、ミュージカルじゃないですけどね。
小室哲哉さんの曲はキャッチーでなかなか良かった。