セカンドウィンド

川西蘭。自転車競技にうちこむ中学生の物語です。前に近藤史恵さんのサクリファイスを読んで自転車レース小説ないかなーと探していたら面白そうなのがありました(^ー^)。
主人公溝口洋はちょっと複雑な生い立ちのせいか(父は死んで母は自分を置いて家を出ていて洋には二人の記憶がない、育ての婆ちゃんも死んで今はじいさんと二人暮らし)かなりクールな少年ですね、でも自転車は凄く好きらしい。じいさんが洋が自転車に乗ることにめちゃめちゃ反対するのはどうやら死んだ息子(洋の父親)が自転車乗りでしかも事故っているかららしい。洋は事情を全然知らないから戸惑うばっかりですが。
1巻ではその辺の謎が全く明らかにならないので次には何か書いてあるのかな〜。
話は一人で元郵便配達用だった自転車に乗っていた洋が地元の自転車クラブにスカウトされて、結局じいさんに話せず辞めて、峠で同じように一人でヒルクライムしていた田村岳に出会って、一緒にレースに出場、までです。
なかなか面白かったので続きも早く読みたいな。近藤さんのエデンはまだ予約番号が80番台だから2ヶ月は先かな…。
岡嶋二人さんのも借りたので次は5W1H殺人事件を読みます。