硝子の殺人者 人形の爪

硝子の殺人者。今野敏。ベイエリア分署のシリーズ3。脚本家の死体が東京湾岸で発見された。TV業界に渦巻く麻薬犯罪の話です。2006年の発行だけど今読むとタイムリーw? 交機隊の速水さんが格好いいです。職権濫用怒られないのかな?


人形の爪、眠る探偵1。榎田尤利。これ「探偵」で検索して適当に借りてみたんですが、読み始めてアレ? BL? BLだよね〜ホワイトハートだから普通の少女向け小説だと思ってました。ちょっと吃驚。
内容はなんとなく榎木津+建築探偵÷3と云う感じ(減ってるw)。探偵は他人が見る夢を見てしまう特殊能力を持っていて年齢不詳の超美形。←榎さんぽい。14才のしっかり者の娘とコワモテの異父弟がいて、奥さんのお兄さんがいる。←京介、蒼、深春と神代教授ぽい? あと事件そのものより探偵の過去に関連している内容も建築探偵みたい。まあこう云う人物設定自体が萌え設定なのかもしれないですが…。
名前が市羅木真音(いちらぎまおん)なとこからして読む気が萎える(^_^;)。凄いなこのネーミング…。あらすじは女子高生の、自分の弟が母親に人形扱いされて感情をなくしているのを何とかして欲しい、と云う依頼から始まって、その家に強盗が入りお手伝いさんが殺されて母親が重症を負うんですが、その犯人も直後に殺されて発見される。しかしこの事件は真音のかつての知り合いが彼の気を惹きたい為に起こしたものだった。と云う感じで。両親がいない施設育ちとかそのあと二人揃って同じ養父に引き取られていたりとか、真音は20才で結婚してるんだけどその妻が通り魔に殺されてたりとか、なんと云うかこれでもかの不幸設定のオンパレードに呆れます。私はこういうのには萌えられないらしい。
真音の他人の夢を見てしまう能力も(ナルコレプシーみたいに昼間も突然寝込んだりする)、もの凄い苦痛みたいに書かれてるけど、近くに人がいなきゃいいんだから孤島とか人里離れた山奥とかで自給自足生活したらいいだけの話じゃないか?
人がいっぱいのとこに(新宿)わざわざ住んでて弟や義理の兄や娘に甘やかされてる探偵がイラっとする(^_^;)。
続きも出てるけど読む気がしないっス…。勝手に間違って借りといて酷い感想ですみません。文章は読みやすいので設定が好きなら問題ないと思いますが私はいいや〜。