陽炎 月光ゲーム ワーキングホリデー

陽炎、今野敏。東京湾臨海署安積班シリーズの後半ですね。最初から読んだ方がいいんだろうけど、STの青山がゲスト出演している「科学捜査」が読みたかったので(^_^;)。短編が8つ入ってます。事件そのものより班員達の話かな?
「科学捜査」は青山が一人で来ていましたが、こういうことってあるんだろうか? 青山さんだけお願いしますって云われるのかな〜。なんか違和感ありますね。STシリーズだと全員で出動が基本だから。せめてキャップは居てもいいんじゃないか? まあでも面白かったです。安積班シリーズ読むことにしました。ドラマは見ません(^_^;)。


月光ゲーム、有栖川有栖。江神シリーズの1です。有栖川さんのデビュー作ですね。
山にキャンプに行った大学生達が火山の噴火と連続殺人に見舞われる、と云う話ですが、面白かったです。江神さんが格好いい。ちゃんと発行順に読んでいれば好きになったかもしれないな(^_^;)。孤島→双頭→月光だから…。こういうこと書くのは何ですが、月光は双頭ののろのろが嘘のようにサクッと読めたので、どうやらマリアが苦手みたいです私…。そういや孤島も凄く読み進まなくて苦労したんだった。なんだろうなあ〜。
月光の読者への挑戦は別ルートで正解に到達しました。今までの江神作品の筋として犯人は検挙されないって云うのがあるので、サリーじゃなきゃ重症を負った武だろうと。でも月光が1作目だからこれは反則。自信があったのはアリスは失恋するだろうってことだけですね。←酷い。


ワーキングホリデー、坂木司。これはなんか読後感がいい作家らしいと云うのを見て借りてみました。ホストの男のところにある日息子と名乗る10才の子供が現れ、夏休みを一緒に過ごすことになる話です。ホストは辞めて宅配のお兄さんになるんですが。読後感は確かに爽やかだし文章も読み易いですが、正直云って普通ですね。目新しくもなく特に書きたいような話でもないな…。本当は引きこもり探偵の方を読もうかと思っていたんですが、躊躇われるわ(^_^;)。取り合えず安積班シリーズを読んでから考えます。