失楽の街

建築探偵桜井京介の事件簿10。篠田真由美著。
ネタバレです。
ミステリーとしては全然でしたが面白かったです。同潤会アパートが好きだから(^_^;)。表参道の青山アパートには何度か行きました。江戸川はテレビ見ましたし…。あれがなくなって東京はつまらなくなりましたね。

話はイズミとミズキは同一人物(二重人格)で女の子だろうな、ソブエはグランパじゃないだろうな、トガシは安宅だろうな、この辺り想像の範囲内で意外性全くないミステリーでしたが(苦笑)、同潤会がいいのと東京に爆破テロって云う題材が面白い(すみません)ので楽しく読めました。
珍しく京介たくさんだしちゃんと「建築」してました。翳が蒼好きすぎるのが気になるけど…。ちょっと恋だろ。←男同士で「あいつを守る!」みたいなのはなんか違和感あります。深春が京介を好きでもいいけど。なんでだ(^_^;)!?
翳腕骨折してしまってピアノ弾けなくなったらどうしよ〜(゜ロ゜;本人はやる気ないですが私はいつか弾いて欲しい。

最後京介が春彦の日記を創作したって云うのは本当かなあ? 神代教授に対して真相を濁したみたいにも読めますけど。
そういやあとがきにあった藤色の全集はうちにもある(^_^;)。


次は胡蝶の鏡を読みます。
最新刊の黒影の館は今年発売なので予約したら結構待ち人が…。もっと早く気が付いていればよかったな〜。柴田よしきの私立探偵・麻生龍太郎はもっと待ってる人が。私も気長に待ちます。