狂骨の夢

読みました。底本を借りたのですが重い(´Д`)。いつも読書はお休み絵本にしているので手首と腕と首が凝った…。でも姑獲鳥もでしたが活字が非常に読みやすいです。紙は狂骨の方がページ多いのでちょっと薄いですが。

感想はうーんあんまり…。私は塗仏から読んじゃってるしそんな不心得ものは多くないと思いますが、それを差し引いても魍魎の次にこれを読んだら「あれ?」って思うと思います。
降旗の精神分析がつまんないのか、犯罪動機が大きすぎなのか、榎さんがいまいち活躍してないからか、最後が大きいかもしれないけど(^_^;)。
なんとなく進んで終わった話、と云う感じでした。まあ榎さんはいつもこんな感じだけど。前半はわりと面白かったんだけどなあ…。いさま屋はやっぱり好きだvv 榎さんが伊佐間を気に入ってるようなのも好き。
京極と榎さんはいつも通りなんとなくツーカー(死語?)でしたが、あれって一柳夫妻を助ける役目の他に、憑き物落としの話が長くなるから外に出した(飽きると寝るか騒ぐかだから)って気がしないでもない…。今回は力を殆んど使いませんでしたね。そこがもの足りなさの原因かな(^_^;)。
木場さんと榎さんが幼馴染みなのは何でだろう。家が近かったんだろうと思いますが、それにしても華族の坊っちゃんが近所を一人でウロウロしてるはずがないと思いますが。榎さんのことだからお付きの人を撒いて遊んでいたのかもしれないですけど(^_^;)。そう云う話が読みたいですねえ。


シリーズ全部読んだところで私の面白かった順位。
塗仏→魍魎→絡新婦→邪魅(益田)→鉄鼠→陰摩羅鬼→狂骨→百鬼夜行、かな?
外伝百器徒然袋は除きます。

邪魅は話としてはイライラするんだけど、益田と青木だけを考えると一番読み返したいので。


塗仏が一位は異論あると思いますが、榎さんが敦子と華仙姑助けるとこが格好いいから(苦笑)。←冗談です。堂島今後出てくるか気になりますね。
鵺はいつ出るのかな〜。


次は篠田真由美の建築探偵を読みます。