過ぎ行く風はみどり色

倉知淳著。面白かったです(^_^)。こんなに読後感が良いミステリーは初めてでした。もちろんミステリーだから殺人事件は起きるし登場人物は霊媒師に超心理学の学者にお金持ち家族に変人探偵(勝手に推理してるだけだから職業的な探偵じゃないですが)、とまあ王道なのですが、なんと云うかすっきり爽やかな小説でした。猫丸先輩も期待通りに変で凄く気に入りました(^_^)。
超心理学の話でやはり脳内の電気信号が微量だけど外に漏れだしている、その残留思念が他人に霊として感じられる、と云う話がありました。私は霊は側頭葉が地磁気に接した時に過去の記憶をフラッシュバックさせる説の方がいいなと思ってるんですが、漏れだしているとすれば榎さん(^_^;)。やはり視えるのは超能力だと思います〜。でも脳波だって頭蓋骨と皮膚の外側から電気信号読み取ってるんだもんね。もうちょっと離れていても読み取れてしまう人がいても不思議じゃないね(^_^;)。←不思議です。

倉知淳気に入ったので猫丸先輩シリーズはまた読みたいと思います。でも市の図書館シリーズ最初の「日曜の夜は出たくない」がない…。
次はやっと来た「鉄鼠の檻」を読みます(^_^)。本がボロボロだ。