ドリアン・グレイの肖像

27日と30日に見ました。27日はポストトークも。
演出のスズカツさんとヘンリー役の加納さんと耕史くんと司会者と4人のトーク面白かったです。
スズカツさんは稽古最初から全幕通しだとか。耕史くんは「あんなに稽古したのにもうあと5回で終わり」と云ってました(^_^;)。
ピアノと作曲の前嶋さんのことも、「アンケートでミスタッチがと書かれているけど、作曲してるんだからミスはないんです」ってフォローしてました。確かに作ってるんだから即興とも云えるな(^_^;)。ポストトークなかなか興味深かったです。

30日はじっくり鑑賞できました。27日は2階席で表情分からなかったし、耕史くんでは初めてのストプレだったので様子見と云うか。
オスカー・ワイルドのドリアン・グレイの肖像は読んだのがめちゃめちゃ昔であらすじ以外覚えてない(苦笑)ですが、面白かったです。
ドリアンの銀髪のカツラも似合ってました。これ本人はファイナルファンタジーの人のような、と云ってましたがそんな感じ。日本人では似合う人そういないと思います。衣装は地味だけどイギリスだからあんまりフリフリでもな…。
話はラスト何が起きたか分かりにくくないかと思いましたが、ドリアンがどうなったのか見た人が考えればいいのかな。そう云えば侯爵がドリアンに指輪を握らせた後さっさと立ち去ってしまうのを、初め見た時あれ?って思ったんですが、加納さんは稽古の何回目かでドリアンがいきなり泣き出したので「もうこの子いいやって思っちゃったんです」って云ってて納得。善人になる宣言あたりで、侯爵はドリアンに既に興味を失っているんですね。

バジル役の伊達さんはかなり台詞の調子が堅くて、もうちょっと抑揚がある方がいいかなと。学生演劇っぽいと云うか…。
シビル役の須藤さんは早口でしたね。聞き取れるけど早すぎるな〜。

ピアノはずっと生演奏なんですが、27日に見た時は音楽が気になったんですけど、30日には全く違和感なく聴けました。
私が違うのかピアノが違うのか不明。
耕史くんのストプレは初めてだけどやっぱり私はミュージカルが好きだな。ドリアン鼻唄歌ってますけどね(苦笑)。

ドリアンのような肖像画があったらどうするか? の質問がパンフにあって役者のみなさんが答えてますが、私は私の代わりに病気になって欲しいですね〜。若さや長寿は別にいらないかな。