私立探偵・麻生龍太郎

アリスシリーズの途中ですが待っていた麻生さんが来たので読んでしまいました(^_^;)。予約してから半年くらい?長かった。

柴田よしき。
「聖なる黒夜」直後の警察を辞めた麻生さんの話です。山内との思い出に出てくる時代のはずですが、あんまり甘々じゃないぞ〜。←当たり前です。でもRIKOシリーズの2で緑子に麻生さんがのろけた「天使」だった頃の山内のはずなんだけどな。しかし私は緑子は凄く嫌いですが、中年のホモののろけを聞かされる(その時点で相手が山内とはしらないですが)のは微妙かも(苦笑)。
結局どうなるかは分かってたけど二人が別れるのは悲しいなあ。でもこの後、
RIKO2マドンナで麻生さんが山内かばって逮捕→服役→RIKO3ディアナで出所のろけ→花咲シリーズとなる訳ですから、10年間もつかず離れずの関係が続いているってことですよね〜。山内が煮詰まるわけだ(^_^;)。
麻生さんは山内のことが好きなんだろうけど、その気持ちの中にやっぱり負い目がないとは云えないので(自分は山内を死に向かわせた側で韮崎は救った側)、山内はそこんとこはもういいから! と云いたいでしょうね。
麻生さんが山内の冤罪事件の犯人を捜す気持ちがあることがはっきり分かって良かったです。いつかそこまで書いて欲しい。あと山内のお姉さん雛子さんと故郷にシロチョウ見に行った時の話もまだないような?

話は柴田さんのだと何故かとても泣けるのです。悲しい話じゃないんだけど、なんだろうな、気が合うんだろうな(苦笑)。人が人を思う気持ちは愛しくもあり哀しくもあり、そう云うところを書くのが凄く上手いと思います。面白かったです。


そろそろ花咲シリーズが読みたい(^_^)。若い可愛い山内もいいけど、極悪非道なカネゴンの山内もいいです。花咲シリーズの次作には麻生さんも出て来そうだしvv
楽しみにしてます。