あくむ

あくむ。井上夢人
岡嶋二人からソロになって初めての単行本?らしいのですが古くてわからず。
タイトル通りなんとも後味の悪い悪夢な短編が4つ入っていました。怖さはそんなにないけど、読み終わったあと考えているとじわじわ恐怖感が増してくる作品。
井上夢人さんらしいファンタジー性もあり、なかなか楽しめました。短い作品でもちゃんと登場人物に個性があって、やっぱり「この続きの世界でどうなっているんだろう」と心配になってしまいます。

化合 大誘拐

化合、今野敏
STを作るきっかけになった事件という話だったのですが、特にそんな感じではない(最後に三枝さんがちょっと言及していいるけど)です。普通の殺人事件の捜査って感じ。いまは頼りになるベテラン刑事の菊川さんに若い頃もあったんだな、とか、相変わらず三枝さんはクールで有能だな、とか楽しい部分はありましたが。STシリーズの新作が読みたいです。


大誘拐、天藤真。
有名な話ですがちゃんと読んだことがなかったので。面白かったです。古い時代ですが今読んでも携帯がないくらいでそんなに違いは感じられないですね。

梅見

去年桜を見に行った羽根木公園へ梅を見に行ってきました(^^)。梅の名所なんです。満開で見事でした。観梅と云うと寒さに震えながらが多いけど、いい天気で気持ちよかった。
桜は靖国神社にしようかな 。

ロックオペラ・モーツァルト

9日のプレビュー公演インディゴバージョン(山本耕史モーツァルト中川晃教サリエリ)と16日のルージュバージョン(中川晃教モーツァルト山本耕史サリエリ)の2回観ました。
まず全体の感想。
シアターオーブは初めてだったのですが、新しいだけあって音響もいいしシートも座りやすいし、見やすいしとても良かったです。難点を挙げるとすると、11階なので帰りのエレベーターの混雑は避けられないことですかね。
モーツァルト、は内容はちょっと薄め?二人の確執とかはあんまり描かれていないです。1部がモーツァルトメイン、2部がサリエリメイン。1部はサリエリがナレーション兼、と云った感じでした。
歌は女性の曲の方がキャッチーで耳に残る。男性の曲は全体的に難しいですね、特にモーツァルトは高音が続くので耕史くんはかなり音域がギリだな、と云う印象。反対にサリエリは低いのであっきーの方がギリに(^−^;)。
二人の印象は耕史くんのモーツァルトは品行方正で育ちのいい坊ちゃん、あっきーは天真爛漫な天才少年、サリエリは耕史くんがうらのありそうな落ち着いた大人、あっきーは悪い人(そんな雰囲気)と云った感じでした。インディゴバージョンだと、モーツァルトが良い子過ぎてサリエリが一方的に悪者な感じなので、ルージュの方がバランス取れてたかな?どっちもよかったですけど。
女性陣はみんな歌がうまくて、特に姉ナンネル役の菊池美香さんがよかった。秋元才加さんも心配していたよりずっと良かったですね。アロイジアも歌姫もよかった。衣装がすごく豪華で綺麗でした。
高橋ジョージさんは歌はいいけど演技力はいまひとつかな・・・。
1回目のあとは、曲が頭に残らないミュージカルだな、と思ったんですが、2回見るとさすがに覚えますね。

ライブCD買おうかなーどうしようかな。