*[生活]近視とレーシックのこと

昨日レーシック手術後遺症患者さん(通称レーシック難民)のブログを読んでいたので思うところを書きます。

私の姉がレーシック手術を受けていて、とりあえず今のところは副作用は夜間の照明の滲みくらいだそうです。手術前に「老眼に早くなる」と説明されたようで、30超えていれば効果は数年らしい。やるなら若いうちの方が高いお金を出す価値があるのではないかと思っていました。

でも前々から話題にはなっていますが、副作用があまりに酷いですね…。読んでいて泣いてしまいました。どうにもならない不調の辛さは私にもわかる気がする。

私は強度の近視で(右目は0.02)コンタクトも長年していたし、ドライアイの上自己免疫疾患の持病があるので、レーシックは考えていませんが、何も危険性を説明せずに手術する眼科医はおかしいと思う。それにたとえ今うまくいっていても、始まってからまだ50年たっていない手術方法ですよ、角膜を削っているから白内障の眼内レンズが入れられないし、白内障は程度の差こそあれ全員がかかるものです。老人になった時失明しているかもしれない。

昔RK手術だった時代の後遺症患者さんは手術から20年たってほぼ失明状態でした。

せめてレーシック難民の専門の眼科くらいはあってもいいのに。手術もインフォームドコンセントを録画するべきです。

患者さんたちはみんな、手術を受けた自分が悪いと思っているようで、それも胸が痛みます。

現在快適で受けてよかったと言っている人たちも、30年後もそう言っているだろうか…。スポーツ選手でもないかぎり受ける必要がない手術だと私は思うなあ。

ドライアイがひどくなってコンタクトもできないので眼鏡暮らしですが、最近は安くて良いものがあるし、自称眼鏡似合うと思っているからいいんですが。

私は10年以上前、重度のめまいに苦しんでいました。突然始まって、疲れていたから休めば治ると思っていたのですが、いつまでたってもおさまりませんでした。病院にもたくさん通い、精密検査もしましたが診断は「めまいが起きていることが確認できるが、治療法はない」でした。

毎日食事以外はほとんど横になっている状態で、ぐるぐる回転し続ける世界が本当に苦痛で、このままだったら生きていることに意味があるのかと考えました。死にたいとは思わなかったけど、寝ているだけでテレビも見られないし本が好きだけど読めない(縦書きが特に辛かった)し、四六時中吐き気と闘っているので話も出来ない。こんな苦しいまま生きている意味があるのか?と。

その後藁をも掴む思いでかかった漢方医で体質改善に努め、今は普通に暮らしています。でも漢方が効いてきたかな、と実感するまで3年くらいはかかったと思います。食事療法もやって、今もその食事です。

寝不足だったり雨、台風などの時は回りますが、今のところは大丈夫です。他に持病がいくつもあって、めまいだけの治療じゃないんですが。

私の場合は原因不明ですが、レーシック難民の皆さんはわかっているだけにやりきれないだろうなあ…。なんとかiPS細胞の研究が進みますように。そしてきちんとした治療機関、相談システムが整いますように。