冤罪と云えば

柴田よしき著の「聖なる黒夜」の山内練を思い出しますね〜(緑子シリーズと云うべきか。あれのスピンオフです)。
練の場合罪が強姦致傷だから痴漢とは訳が違いますが・・・。しかも麻生さんが取り調べで落としてしまったので、裁判で突然無実だと主張したことで反省していないと云うことになっちゃったんですよね。なので初犯なのに実刑2年になってしまったわけで。
エリート理工大学院生から急に前科者になってしまったこともですが、練の場合はお兄さんが自殺してしまったことが立ち直れなくなった原因かな・・・。練の冤罪そもそもがお兄さんが衆議院選挙に出馬することに絡んでいる(詳しくは出てきませんが、対抗候補がやったっぽい)ので、やっぱり初期捜査で麻生さんがもっとちゃんと調べてくれていればな〜と思うんですけどね。まあそのせいで警察辞めた(話はまだ書かれていないけど)のでしょうがないか。練を守るために銃打って服役もしてるし許すか。←練は初めから恨んでないみたいなんだけど。

練はそののち色々紆余曲折があって現在悪魔と呼ばれるヤクザなわけですが、死のうとした時に拾ったのが韮崎じゃなかったらとも思います。でも2月に線路に頭くっつけて始発電車待ってるような男を拾うのはまともな職業の人じゃ無理だよね(^_^;)。そんな時間に歩いてないだろうし・・・。

そういや花咲慎一郎シリーズの最新作「ア・ソング・フォー・ユー」は図書館でまだ待ち人が40人なので借りられてません〜早く読みたいよ山内〜。