*[書籍]絶望の国の幸福な若者たち

絶望の国の幸福な若者たち、古市憲寿、講談社。

古市さんは26歳なので、現代の若者から見た若者論を期待していたのですが、ごく普通の社会学の本でした。

特別面白いことが書いてあるわけでもない。面白いと言えば巻末に佐藤健さんとのこれまたあまり意味のない対談が載っていることと、古市さんが詩のAOで慶応に入ったこと、ピースボートに乗って世界一周したことがあることですね。意外。

内容としては税金を払って公共サービスを受けるシステムを「暴力団のみかじめ料」と云ったり、WW2を「戦争はワールドカップのない時代の、最大のエンターテイメントだ」と云ったり、「生温かく見守っ」てみたり、不愉快な表現が結構ありました。現代中国の農民工のアンケートも真に受けているんだろうか。彼らが本音を語るとでも?

日本がなくなっても日本人がいなくなったりするわけではなく、日本のあった場所に日本人が住んでいればいいと思っている、とありました。私もそんなようなことを考えていた時もあったなあ・・・。このはてなダイアリーも遡っていけばそんな内容の日記もあるんじゃないかな(遠い目 )。

社会学って楽しそうだな、と云うのが感想です。

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